太平洋戦争70年

USS North Carolina Forecastle
Creative Commons License photo credit: Mr. T in DC
太平洋戦争の死者は日本人だけで300万人を超える。ほとんどが餓死、病死であり、戦死ではなかった。
太平洋戦争は、開戦当初からどのように収束させるのか議論していた。半年間議論したにもかかわらず、意見が分裂していたが、負けることは皆わかっていた。
ミッドウェイ。ガダルカナル戦で半年間の日本軍の活躍は終わり、敗戦色が濃厚となっていった。
トップが集結の決断を先送りにしていたために、戦争は悲惨を極めていた。

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真珠湾紀州に成功し、南に破竹の勢いで勝利していく。

インドネシア、ボルネオ島。
ここの石油資源をめぐり、日本軍は勢力範囲を伸ばし、アメリカと戦うことになった。
アメリカを始めとした西側諸国から、エネルギーの輸入を停止された日本は、なんとしてでも資源獲得のため国家の機能の停止するまえに獲得しなければならなかった。

一ヶ月あまりで、フィリピンボルネオマレー半島を制覇、そしてボルネオ島に行くことになる。
1942年2月、開戦前に想定していたエネルギーを掌中に収めることの出来た日本は、これからどうするのか、大本営政府連絡会議という、日本最高の意思決定機関で進退を決めることになった。

企画委員を始めとして「もう資源も獲得して大丈夫だから進行をやめよう。」という戦争中止論の声が多かった。
そしてアメリカはヨーロッパともめているんだし、太平洋を渡ってくるのもしんどいだろう、そしてどこかで講和のチャンスを狙おうと話し合った。
東条英機は「これで戦争が済んだ。兵隊も35万いるのを20万に減らそう」と言った。
陸軍、政府に対して海軍は「シンガポール攻略も控えている。アメリカが黙っているわけはない、長期を視野に入れてまだ戦線を広げるべきだ。セイロン・ハワイ・オーストラリアそこまで占領して、はじめてアメリカとの講和が出来るのだ。アメリカも数年後には軍事力が数倍となる。相手の戦力が整う前に攻めに出るべきだ」と言った。
意見の咬み合わないまま、開戦し、落とし所がわから亡くなってしまった。日清日露もそうだったので、日本は戦争に対して、プランを立てることがで着ないのかも知れない。

1942年2月22日
陸軍、海軍とで話し合いの機会が持たれた。
海軍は「オーストラリア・ハワイ・インドに拡大すべきだ。」
陸軍「自国を固めるべきだ。他と戦争する余裕は今はないのだ。日中戦争がくすぶっている大陸方面に軍備を増強すべきだ」
陸軍・海軍は自分たちのことしか考えてなかった。すり合わせができぬままシンガポールを攻略した。

1942年2月28日
陸海軍双方相容れない意見をつなげた結果「既得の戦果を拡充し長期の腐敗体制を整えつつ機を見て積極的方策を講ず」ととても不明瞭な戦争指導となる。

3月7日
その不明瞭な文言を、東条英機ら首脳はどちらか一本化するほどの指導力もなく、そのまま認めることになる。

日本軍は占領地域の政治経済をどのようにハンドリングしていくのか、全く考えになかった。そこで、とってつけたのが大東亜共栄圏。
大企業の社長たちを集め、政府高官と話し合う機会が行われた。
政府「向から持ってくる資源に対価を支払う必要はないよ。これで本土の経済を回してくれ」
社長「いや……いくらなんでも無茶でしょう。そんなあからさまな搾取」
政府「うん、搾取でも、『正義の名のもとにおける搾取』となると、これがみみにここち。正義の為に行動せよ!」

こうしてビジネスチャンスとして、インフラ、生産、販売、開発、採掘など、企業が南方に乗り込むことになった。
そして資源豊富なところをめぐって、官僚と企業の癒着が激しくなっていく。

現地では利権争いでめちゃくちゃにかき回され、戦争や燃料確保どころではい面もあった。
陸軍と海軍は戦争の主導権を争い、かってな行動を酉、南方の資源配分も争うようになっていた。
補給も混乱を極め、本土に燃料が来ない状態になる。
国家が他国と争う状態ではなく、陸軍と海軍が争うっている体になっていた。

連合艦隊司令官山本五十六はミッドウェー島を攻略することに決定した。
ミッドウェーは陸軍戦争範囲予想と随分離れているところにあり、海軍からも不安の声が上がっていた。

ミッドウェー島ではアメリカの反撃により機動部隊が壊滅。
しかし、ミッドウェー海戦での敗戦は、表立って話されず、議題に上がることが殆ど無かった。組織商売優先で動いていた。

ガダルカナル島では武器も食料も満足にないままみんな死んだ。インパール作戦も7万4千人。ニューギニアで18万人。ニューギニアで18万。すべて玉砕作戦。
闇雲な戦線の拡大で、意志決定できずに多くの人が犠牲になっていった。

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