GUERRILLA The taking of Patty Hurst01

Patty’s Got a Gun: Patricia Hearst in 1970s America

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1974年に誘拐事件が起こった。
シンという黒人が率いるSLA(シンビオニーズ解放軍)という反体制過激派集団がいた。シンビオニーズとは、2つの別々の生物が共に暮す、という生物学用語。

白人と黒人が共に手を結び戦っていこうという集団で、黒人差別反対の運動が盛り上がると共に、ベトナム戦争に怒っていた学生運動が先鋭化していった。

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反戦運動をしていた学生4人が射殺されたことで、学生運動は大きくなっていった。
過激派の中心メンーはIQの高いものばかりで、そういうものたちが反体制へとなっていった。
そういう世の中の動きの中で、SLAは結成された。SLAは高学歴頭脳明晰の少数精鋭革命集団。世間知らず。
黒人たちは権利を求めて必死で戦っていたので、その波に乗る様に、学生は黒人と手を組んだ。そして政治犯として長年投獄されていた黒デフリーズ(仲間内ではシン/シンキューと呼ばれている)を助け、革命の誓を騙った。
おぼっちゃま集団に単なる強盗が入団してリーダーになってしまった。

1973年
黒人の教育委員会フォスター委員長がSLAにより襲撃射殺された。
フォスターは子供にID制を導入しようとしたため、SLAから自由の権利の侵害だと、標的にされたのである。

そして逮捕された。
残った仲間たちは、潜伏をして、仲間吸湿のための資金源を探すため、大企業の情報を集め始めた。

そして誘拐されたのがパティーハースト。この娘は新聞王W・Rハーストの孫娘。ハーストは市民ケーンのモデル。
ハースト家は、イエロージャーナリズムで政治的影響力も、資金も桁外れであった。その為狙われた。
その話題性もあり、連日テレビで報道された。

当初メディアに対して、同胞を開放すればパティーを解放する、と訴えていたが、その要求は代わり「娘を救いたければ、4週間に渡って火曜・木曜・土曜に恵まれない人たちに食料を配給しろ。最高級の肉や野菜を提供しろ!」という前代未聞の要求が突きつけられた。
同時にパティー・ハーストの肉声も入っていた。

「パパママ、私は大丈夫です。私は期間中で武装した集団と暮らしています。彼らは頭のオカシイ人たちではなく、私に誠実に対応してくれて、命がけで信念を貫こうとしています。私がここから出るには彼らの要求に従うほかありません。だから、食料の配給を速やかに実行してちょうだい。早くみんなに会いたい」

よして翌日三億ドルの食糧配給を要求する文章が届く。それは大富豪といえども、実行不能な額だが、ハーストは出来る限りの行動をとった。

FBIはあらゆる手段を用いてSLAの実態を調査したが、もともと少人数で最近まで目立った行動をしていなかったので、関する手がかりがなく、捜査は難航した。規模も地下組織の有無もわからず、大量の捜査員を送り込んだ。

ハーストは要求をできる限りのんだ。200万ドルをつかって慈善団体を通して生活困窮者に食料の分配を行った。山積みのダンボールにはSLAのマークが印刷されていた。
食料の無料配給は、黒人やメキシコ系の人間が列をなし、貧困層の存在をアピールした。段取りの悪い無料配給では人々が争い、奪い合い喧嘩が始まって、凄惨を極めていた。
そののちSLAは400万ドルの追加要求をしたが、現実的な数字ではないとしてハーストに断られる。
パティー・ハーストからのテープには「ぱぱ、あれは普段食べているものと違うわ。ラムも牛肉も、品質は最低よ。」というメッセージが届く。
次第にSLAの見方のような言い分になっていくパティー・ハーストに、民衆は驚いた。

誘拐59日

「黒人や貧困者は一人残らず殺されようとしている。原発を作るためにエネルギー危機の不安を煽る。。労働者たちはどんどん排除されようとしている。私の決断はひとつ。解放されるか、このままシンビオニーズの一員になるか……私は後者をえらんだ。私はタニアと名乗り、勝利するまで戦うことを決定した!!!」

ついにパティー・ハーストはシンビオニーズの仲間になり、革命を成功させてやる、という旨のテープを送りつけてきた。
これはストックホルム症候群といって、1973年にストックホルムで起きた銀行号強盗事件の後、人質と犯人が乾坤したことで名付けられた心理状態。
極限状態の中で、優しくされたりおおきな大志に触れると、犯罪者をかばってしまうような心理状況のこと。
続きます

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