コミッカーズの今。

かつて、イラストレーター、漫画家を目指す少年少女の必読本に、「コミッカーズ」という美術出版社から出ていた季刊誌がありました。
漫画家へのインタビュー、製作過程、作画技術、コラ漫画を中心とした内容がぎっしりと詰められた、ちょっと濃いめのホビー誌でした。web文化隆盛によるものか、他の雑誌と同じように季刊から「コミッカーズアートスタイル」に誌名変更し、半年に一回になり、現在は休刊しております。(自分は季刊の時点で読者ではなくなったので、後期はよく知りません。)

コミッカーズアートスタイル〈Vol.1〉最新カラーテクニック


現在のサイトには

コミッカーズアートスタイルは、諸般の事情により休刊となっております。
次号の発行が決まりましたら美術出版社のウェブサイトでお知らせいたします。

コミッカーズの新コンテンツは近々美術出版社のサイト内で新たにオープン予定!
コミッカーズ | 美術出版社

と記されておりますが、そのサイトを確認することは出来ませんでした。

その雑誌の中に読者投稿によるイラストコンクール「イラストマスター展」がありました。まだティーンズなのに、信じられないくらい上手なイラストレーターの卵達ががんがん掲載されていて、同じくらいの年齢(よりちょっと年上だったかな^^:)の自分は度肝を抜かれていました。

前回、水彩画のサイトを調べた際にComickers | イラストマスター展 | アートスクールガイドを発見することが出来ました。HOMEに行くとPHPのエラーが帰ってくるので、webmasterに放置されているのでしょうね。しかし、これは幸い。
懐かしい気持ちを感じつつ、当時の卵達がどのように描いているかを追ってみることにします。

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The Beginning Egg -ABI’s home page!-
猫囃子さんのサイト。イラストのお仕事やコンクールへの投稿など精力的に活動されています。
メイキングもあり、勉強になりますね。

∥Calmloop Official web ∥
金賞を取った中村至宏さんのユニットのサイト。音楽ユニットだそうです。空中ループにも参加しています。
絵、更に実力が上がっています。きっとつり目の女性が好きですね 笑。大槻香奈さんとも二人展していたようです。少女の内面を描きたいという思いが共通しているのかもしれませんね。
さらに調べてたら大槻香奈さんも投稿されていましたね。中村さんが金賞取った回は大槻さんは銅賞でした。更に次の回では香奈さん金賞!(やなせたかしに訴えられないでしょうか!?「アンパンマン」をパロディー化 著作権法違反で6人逮捕 – MSN産経ニュース
つながっているんですね!

manimani
loftwork.com — 戸井 理恵のポートフォリオ
戸井理恵さんのサイト。味のあるイラストを描いていたわけですが、似顔絵専門の会社に勤めているとのこと。
そういう会社もあるんですね。ウェディングボードなんかを描いているそうです。これはもらったら喜ぶ!
似顔絵以外にも公募展に積極的に投稿しているようです。
ほっとする絵も描けるし、不思議なファンタジックな絵もある。どの絵にも言えることですが、とても優しく安心して作品を見ることが出来るってことです。芸術ってどうしても苦しみ悲しみ、ネガティブなイメージのものに引かれがちですが、こうした暖かさを感じる絵って、とても好きです。こうした絵、技術を磨くだけでは描けないのでは。

SHINOHARA AI
篠原愛さんのサイト。美大を出て画家として国内国外各地で展覧会をしているそうです。
確かな技術に裏打ちされた女子高生との異化効果という作品が多いです。ブログの更新頻度も少なくTwitterも退会。
ぶくま数多数。売れっ子画家という情報もありました。

イリガーフ
ユルギさんのサイト。こういう絵好きなんですよ。見てるだけでにやにやしてしまいます。
即売会系イベントに盛んに参加されている用です。
ブログも毎回イラストをアップされてます。機会があればほしいな〜。

Whirlpool empty
illustration(ギャラリー)
春平さんのサイト。この人も活躍してたな〜。っていうか、今も活躍してるようですけどね。

無機質アイソレーション
たぶん同じ人。重厚で嘆美なイラストを描いていた一ノ瀬雨さんのサイト。ポストカードを販売されているようです。しかし、ギャラリーにデータがない…。トップに一枚だけあるのみ。ブログ雨綴りもありました。がここにも絵がない;;

さんぴん綺想曲
銅賞受賞された方。なんとアジールセッションに参加されていたそうな。個人的ビックリ。


コミッカーズで活躍されてた方のほとんどが今も描き続けています。絵を仕事にしている人もいるし、趣味として描き続けていたり。
好きな画家の大槻香奈さんもコミッカーズだったのは驚きでした。
イラストマスター常連の皆さんが座談会を行った事があるのですが、もうすでに締め切りのつらさ、趣味のままでいる気楽さを語っていたように思います。
絵で生きていくというのは相当な覚悟が必要なんでしょうね。

芸術が一種の精神病だとしたら、自らのビョーキを養い続けることが、芸術家を続けることなのかもしれない。
そして、芸術をやりながらビョーキが治った芸術家は「才能が枯れた」と表現されるのだ。
アートとビョーキ: 非人称芸術研究室・糸崎公朗ブログ3

当時個人情報とかについて特別デリケートではなく、本名で投稿されていた方が多かったので(ペンパルとかで住所氏名年齢性別全国に晒してたな。)、見つけやすかったです。別人だったらごめんなさい。

しかし、イラストレーターのサイトは、キリ番、テーブルレイアウト、リンク集、ディープリンク禁止、リンク報告推奨、レンタル掲示板、ウェブリング 、バナーの設置等が多く、昔ながらの手作り感、オリジナリティが表現されていて、とても好きですね。あと、イラストサイトは標準化団体非推奨のフレームがとても見やすい。

みんな、夢中になれる一生の財産を手に入れてうらやましいと思います。

コミッカーズアートスタイル Vol.7

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