デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 河野啓

デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 (集英社学芸単行本)

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河野啓
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彼は登山家としては全くだめだったが経営者としてはとんでもない力を発揮していた。学生の頃から演劇や舞台での表現に対して興味があり高校時代は優秀賞何かをとっていた卒業後は吉本にも所属し人前に出て何かを表現する仕事に自らの 才能を見出していたのではないか。 彼は口がうまいし愛嬌もあって好かれる人にはとても疲れることができる性格だった。政治家や資産家などのパイプがねずみ算式に増えていく。 それとともに資金調達のチャンスもできてくる。  単独無酸素7大陸最高峰登頂と言う看板があるが酸素ボンベを使って登るのは8000メートル峰エベレストだけ実は他の山山に関してはボンベを担いで登ることすらしないものだ。


栗城さんは日本にいても営業活動がメインで登山への練習と言うものはあまり時間を割いていなかったようだ。 VanaHとyahooがスポンサーに付き、 資金面に関しては磐石なものだった。 たまにはエベレストで流しそうめんやカラオケをすると言う余興まで考え始める


https://w.atwiki.jp/kuriki_fan/pages/43.htmlうんこ事件が有名だが俺よりも自分の判断や森下さんからの情報よりも最終的には占い師が決めることを優先すると言った時。 これを聞いた森下副隊長は栗城の下から離れることを決意する。


4度目のエベレスト登頂時に失敗し両手指の9本を凍傷で失うことになる。 これに関しても修一の意見は演出のためにわざとやったのではないかと言う意見がある。何度目かのアタックで困難なことにもめげずにエベレスト踏破と言うエンディングを迎えるにあたって、演出の1つとして自ら凍傷にかかったと言う見方もある。あるいは下山の言い訳として。

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ツイッターでも 先に挙げたうんこ発言以外でもイモトアヤコがマイナスに登頂したことを大沢舞原子と言う業界においてはありえないようなことをやってしまう。 そのせいでずっと 登頂を中継してくれていた技術会社との関係も切れてしまう。 一緒に会社を経営していた人物も彼に対して止める術を持っていなかった。 それは周囲の支援者も同じようなものだった。 栗城さんが 亡くなった時にメディアや包丁を記載する長袖のプレッシャーにより無理矢理エベレスト登頂義務とされた可奈子犠牲者のような取り上げられ方があったが、彼自身 メディアの企画者として経営者として体を削ってスポンサーを集め視聴者を集め努力していたフシを感じた。


当初終わってからは多くの人に山はもうやめるようにと言われていた。 兄からは殴って止められ、 恩師からはビジネスマンになったほうがいいと大学入学を進められ実際入学、後退学。

結局力は山に戻ることを決意するのだがその時サポーターとして選んだ花谷泰広という 日本が誇るトップクライマーだった。 登山家からすれば栗木間の登山に対する実力は低いし話も嘘八百なので、登山家としては紛いだという事はわかっていたが、 そういった周囲の先入観にとらわれなず、 山のガイドと雇用者と言う立場でスタートし次第に進行深めていった。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E8%B0%B7%E6%B3%B0%E5%BA%83

ネパール大地震の最中再度エベレストに挑戦する。 現地に配慮して各国が登頂をあきらめる中ベースキャンプを作ったのは栗城隊のみ。世界山岳会でバッシングが起こる。 クラファンで 資金を集めたにもかかわらず集計もされないのでネット民大荒れ。これ以降エベレストのアタックを行ってもコメントの量が減って行くことになる。単純にアンチも信者も減ったのだ。https://lineblog.me/kuriki/archives/1042093128.html

彼はビジネスマンではない、という人もいた。 表現をするために出資者を集めているだけで、本人は言うほど豪華な生活をしているわけでもないと。


最後のヒマラヤではノーマルルートではなく、超難関の南西壁を選択肢し体調不良の体を押して滑落ししてしまう。
これも、登頂に幾度も失敗して、そのたびにスポンサーが落胆し、落胆したところに再度無心しに行き、とうとう帰る場所も人生をかけた仕事も失うことを自覚したはての自殺だったのではないか、と思う人もいる。

酸素の使用不使用、GPSの不正疑惑などは、実際長年行動を共にしたシェルパが語っている。
最終章は謎だった占い師 一番自分が面白いところだったので、あまり書かないようにしたいが、備忘録として。

自分は占いを信じたことはないが、占い師は好きだ。カウンセラーとして。インタビューの文字を通してでも、この人が優しさで多くの人を救って いることがなんとなく感じられるな。

感想

やはりテレビでの演出を熟知している著者なので、伏線が回収されていくさまが非常に熱くなれる。
客観性を意識したドキュメントというよりかは、盛り上がりを意識した読み物として作られている。
死後、彼を死に追いやったのは、登頂を達成させたいスポンサーと配信を期待している視聴者のプレッシャーだったという話が沢山噴出したように記憶しているが、結局は栗城さんの強烈な個性により行き着くとこまで行ってしまったんだろうなと感じました。
成功者や権力者は身内にまで共感されず孤独と戦い、その受け皿になるのはスピリチュアルカウンセラー。
カウンセラーの中には本当に素晴らしい方法で前向きにさせる人もいるけれど、金持ち権力者につながるのは大抵銭ゲバみたいな人が多い中、最後に出てきた占い師さんと出会えたのは、彼の辛い人生の終盤において心安らぐ、弱音を吐ける時間だったんじゃないのかな。

体調悪い中登る最後。

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