1/1スコープドッグを作り上げた男

インターネットとは人類の作り上げた偉大な発明である。
ある社長が言っていた。
「web2.0、というよりも、今現在、『人類2.0』のただ中に我々はいるんだ」
産業革命以来の、仰天の環境変化であるな。
個人が何気なく発信した情報が、全く見ず知らずの人間の関心を集め、
その情報がさらに人を通じて分散され、遙か彼方のネットワークの地平に向かって無限に増殖していく。
先に語った個人制作アニメ「haruwo」もオーディエンスの声により声優が付き、海外のアニメファンが来日し英語字幕をボランティア(という言い方はたぶん正しくない。趣味、かな?)で作り、作品は様々な人を巻き込み、巨大なうねりとなる。
monkey farm
一人で鉄板を曲げたり叩いたり溶接したりして「スコープドッグ(正確にはスコープドッグブルーティッシュカスタム)」を作ってしまった鍛造職人がいる。完成したのはインターネットの巡る速度から言って、もうずいぶんと前の話、かもしれない。
作者の倉田光吾郎さんは、なんとなしに1/1スコープドッグの制作を思い立ち、制作過程をブログにアップしてみたら、開始当初からものすごいコメントやらトラックバックで埋まり、版権を持っている会社からもお墨付きをもらい、完成後にはボランティアスタッフが集まり都内で展示会、本の出版、といううねりを起こした。
このことが切っ掛けとなって、大きな仕事も来ているみたい。
仕事選びの基準として、「面白ければ安くてもやる、面白くなければやらない」
かっこぅいいわぁぁ。同じような仕事を最低限の手間で作る仕事に甘んじている私としては、魅力的な言葉です。もっとも腕に覚えがあるからこそ出てくる言葉でもありますがね。
ココログ出版&お披露目レポート
産業タイムズ社のインタビュー
@type インタビュー
このG3もかっこよすぎる。
上記の人とは別だけれど戦車を作っている人