ここまで来た!うつ病治療

Cozart genealogy
Creative Commons License photo credit: jczart
カウチ中心のうつ病治療は終わりつつある。
強力な磁気を頭部に当てる機械「経頭蓋磁気刺激」(TMS)と呼ばれるものがある。全米で400箇所の診療所で使用されている。
40分の磁気刺激を毎日行なっていく。
長いこと朝食をたべていなかった 長期うつ病患者が、治療二日目にして食べるようになってきた。患者は、「まだ悲しい気分になることもあるけれど、前よりも随分楽になった」
この機器を開発したのは、アルバロ・パスカルレオーネ教授。十五年以上、磁気刺激で欝が治らないのか研究してきた。
うつ病患者は前頭葉の血流が少ないことに気が付き、磁気刺激で血流を良くすれば治癒するのではないかと考えた。前頭葉の左側DLPFC(背外側前頭前野)という部分が活性化するほど、うつ病は良くなる、ということがわかった。

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うつ病の鍵を握っている扁桃体(ネガティブな感情が生まれる場所)。うつ病は扁桃体が暴走している状態。DLPFCは判断や意欲を司ると共に、扁桃体の活動を抑制すると考えられている。

脳深部刺激(DBS)は電極を脳から胸にかけて埋め込む。胸元の電源から、脳に直接電気刺激を送って、症状を改善している。
DBSは扁桃体の近くにある25野を刺激している。25野はDLPFCと扁桃体のハムの役割をしており、両方に作用している。

光トポグラフィー診断とは、近赤外線で脳の血流量を調べる装置で、これを使用し、連想ゲームみたいなことを患者にさせ、その流れを見極めることで、うつ病、双極性障害、統合失調症などがわかる。
最近の調査ではうつ病と診断されていた患者の中に双極性障害の患者が4割もいたことがわかった。双極性障害の患者の場合うつ状態の時に受診してしまうため、誤診してしまうのだ。光トポグラフィーで誤診だとわかり、病名に応じて診療を続けた所劇的になる人達が増えている。

アメリカの診断基準としてDSMがある。
「気分が落ち込む」「眠れない」など、当てはまる項目にチェックを入れることで診断できるようになっている。これは簡単に診断できるため世界中に広まったが、安易すぎて、批判が起きている。
その中でカウンセリングが生まれてきた。いやカウンセリング事態は前からあったんだけど、ネクスト・ジェネレーション的なカウンセルングが生まれた。
例えば認知行動療法。考え方を変える訓練。「仕事をミスしてしまった」という人に「全体の仕事を見れば君のミスはたった1%だよ。99%成功しているじゃないか」みたいに。
こうすることで、どんどん前向きになれるトレーニングとなる。