DeNA南場智子

DeNAの社長が、退任することとなりました。
業界の人間ではないせいか、DeNAの超躍進は知っていても、恥ずかしながら南場社長の名前は存じていませんでした。
退任理由は、夫の介護ということらしいですが、元々「会社は公器」として考えており、エンジニア出身の守安功に社長の席を譲ることを決めていたそうです。
南場さんのことをググったら、やはりここまで急成長させるだけのことはありま、とてもユニークな人柄です。
様々な記事から「おもろ」と感じたところを引用していきます。

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メチャクチャ負けず嫌いの努力家な南場さん。マッキンゼーに入社しても、背伸びをして一人で戦っておりました。しかし結果が出ない。満足できない。周りもハーバード帰りだから出来るでしょ?みたいな雰囲気。疲れ果て復学しビジネスを学びます。そして再度復職したときのエピソード。

でも、最後と思って受けたプロジェクトは「自分が背伸びしすぎなくてもいいんだ」と肩の荷が下りた感覚を初めて味わったし、それがビジネスに対する感覚を180度変えるキッカケであったと思います。社内の人も、クライアントさんまでも、みんなが助けてくれて。「人の助けを借りても最終的に成果を出せば、仕事って面白いんだ」という実感を得られたのは大きかったですね。
ディー・エヌ・エー社長 南場智子氏インタビュー – GREEキャリア

稲田大学の大教室で教壇に立った日、「トップを張るというのはどういうことなのか、心得を聞かせてください」。そんな学生からの質問に、南場はこう答えた。

 「いい質問だね。私よく言うんだけどさ、例えば目の前に濁流があって、川の向こうに肥沃な土地がありますと。そこへ行くべきとか、渡り方はこうするべきとか助言するのが参謀やコンサルタント。一番最初に濁流に足を突っ込むのがトップ。そうするとね、水だと思ったら熱湯だったとか、下に剣山があったりとか、何でこんなことが起きるんだということが起きるんだよね」

 「その時に、どういう背中を見せるかということなんだけど、ホントは社長であっても迷いやおびえでいっぱいなんだよね。だって同じ人間じゃないですか。社長も普通の人。でも、それを出さないで、びくともしないふりをしながら渡りきる。あたかも何事もないかのように、大丈夫だよっていう背中をいかに作れるか。ってことなんだと、私は思いますね」
「夫の病気にも圧勝する」 DeNA南場社長、退任への思い  :日本経済新聞